多種多様な埋葬方法。
亡くなられたご遺族によってどのように埋葬するかということが決められ、一般的に火葬を行った後にご遺骨を骨壷に入れてお墓の中にという方法がとられていますが、現在では個人ご自身の意思などによってこれとは違う埋葬方法をとる場合も増えているようです。
そのさまざまな埋葬方法の一例を紹介します。
1.土葬
日本ではあまり一般的ではない方法ですが、法律で禁止されている方法ではないので行うことは可能です。
しかし、自治体によっては条例によって土葬を禁止している場合もありますので注意が必要です。
2.樹木葬
火葬後のご遺骨を地中に埋めた後に墓石の変わりに苗木を行う方法です。
この埋葬方法を取れる場所は限られているようですので、ご希望の場合は遺言書などに樹木葬を希望する旨記載の上、生前にご自身で埋葬の予約などをしておくとよいでしょう。
より自然に近い形で埋葬し、自然に帰るという思い出で行われる方が多いようです。
3.海洋葬
火葬後のお骨を、粉砕し粉状にした後に海に散骨する方法です。
やはりこちらも死亡後に自然のままの埋葬をしてほしいという希望を持った方が行うことが多いようです。
海洋層を希望する場合も遺言書などに海洋葬を希望する旨記載の上、生前にご自身で埋葬の予約などをしておくとよいでしょう。
また、合同葬なのか個人葬なのかや散骨する船にご遺族が同席するのかどうかなどによって値段が変わってくるようなので、事前によく業者に相談しておくとよいようです。
4.宇宙葬
一時期ニュースなどでも紹介されて有名になりました宇宙葬ですが、この方法はロケットに遺骨を乗せて地球軌道上からカプセルで散骨する方法のようです。
宇宙空間上で放たれたお骨は大気圏に突入する際に空気の摩擦熱によって流れ星のように消滅するということです。
この方法をとるには100万円ほどの費用がかかりかなり高額な埋葬方法といっていいようですし、生前に予約することができないということですので、ご希望の場合は遺言書などによって埋葬方法を指定しその費用をどこから捻出するのかなどもしっかりと決めておいたほうがいいでしょう。
生前にご家族に宇宙葬を希望していることをしっかりと伝えておくことも重要でしょう。

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